中学校で美術の非常勤講師をしています
ピーマンを見ながら、粘土で
本物そっくりに作るという授業があります
ピーマンは造形的にも筋肉がとても美しく、
写真を見ていただいてもわかるように
「へた」の部分が、まるでお花が咲いているように美しい形をしているのが、特徴的です
ピーマンのボディの部分ができてきたら、いよいよ最後のクライマックス
「へた」の部分に取り掛かります
このヘタの美しい凸凹を
美しく捉えることができる生徒と
まったく捉えることができない生徒にまっぷたつに分かれるのが興味深いところです
全然美しく捉えることができない生徒が
「全然できない!どうすればヘタになるのか!」
とイライラしだしたので、
「ピーマンに、「へた」の部分がどういう形をしているのか、本気で聞いてますか?
本当に心からピーマンをリスペクトしてますか?」
と私からのアドバイスを伝えると
その生徒はブチギレてしまいます
「ピーマンは人じゃないんだから!聞いたって答えてくれる訳ないじゃないですか!!!」
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大抵の方は
モチーフを見るとき
モチーフをただ見ています
美術の本当のお勉強とは
本当に「見る」
とは一体どういうことなのかを
自分で解明していくお勉強なのだとわたしは思うのです
#見る
#リアル
#感じる