わたしの遊園地

わたしはディズニーランドに行ったことがありません

(いつかは生ミッキーと生ミニーに会いたいとは思っていますが・・・)

小さい頃、周りの人たちが大好きな

遊園地とか、ボーリング場とか、

いわゆる、レジャー施設であまり楽しむことができませんでした

だれかが作り出した遊びやルールに付いていくことができず、

不器用なので、心の底から楽しむことができない

わたしの遊び場はもっぱら絵の中の異空間でした

特にお気に入りは、人の顔です

「顔面の上で遊びまくる」

これが私の楽しみでした

人の顔ほど面白いものはありません

目が2つ

鼻は一つだけど鼻の穴は2つ

口は一つ

ミクロの小さいわたしになって

美しい皮膚の上を歩いたり、

美しいシワの凸凹を楽しんだり・・・

わたしが1番好きなのは

小鼻の膨らみの脇にある皮膚や

人中付近の上唇へとつながるなめらかな起伏部分です

(最後にどうでもいい情報が入りましたが)

わたしの遊園地は人間の美しいお顔

50年以上肖像画を描いていても飽きることはないですし

多分死ぬ瞬間まで顔を描いていると思います

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