月に1回、デッサン教室を開催しています。
なかなかうまく、当たりをつける(モチーフを画面に収めるために、外側の大まかな輪郭線を探す作業)ことに
苦労している生徒さんがいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
その生徒さんが描いているのを、しばらく眺めていて・・・・・
はたと気づきました!
その生徒さんは多分、普段はコンタクトレンズを使っているらしく、
目のトラブルでもあったのか、
その日は珍しく、メガネをかけていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
よっぽど見えにくいのでしょう・・・。
身体を、絶えず揺らしながら、モチーフを見続けているのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
形を見るときの自分の視線が、
その場所その場所で、見るたびに違っているので、
美しい一定の形やバランス、遠近感等を、
見つけ出すのが、大変困難な状況になっているのです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
デッサンで
一番大切なことは
「モチーフを見るときは、目だけ動かす」
ということです。
頑張って、「目だけ動かせる」ようになると
デッサンは、驚くほど上達するのです✨