中学校で美術の非常勤講師をしています
1年生の授業で、早く作品を完成させた人に
「私の好きな言葉」というテーマでレタリングをしてもらっています
この課題は実は何十年も前から用意していたものでしたが
今までの授業では残念ながら、日の目を見ることがありませんでした
ですので、この課題にどんな反応をするかな?
と少し心配しながら生徒の様子を見ていると…。
なんとみんな嬉々として、夢中になって補助線を引き、どんどん模写(レタリング)を進めているではありませんか…。
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あっという間に作品を作ってしまう女の子(1年生)がいます
どんな課題でも、下手すると当日に完成させたり、・・・・
それくらいの速さで作品を仕上げると私に聞いてくるのです
「終わったんですけど、次は何をすればいいですか?」
多分レタリングがしたいんだろう…
と予想がつくので、
「それでは前回の「私の好きな言葉」の続きをやりましょう」とわたしが言うと
「やったあーーおっしゃー!!!!!」
と雄叫びをあげ、一瞬で絵の具の準備をし、作業を始めるのです
それを周りの生徒も見ていますので、
「私も早くレタリングやりたい」
となり、自ずと周りの生徒たちも、作品を仕上げるのが早くなっていきます
クラス全体が、我も我も…と作品を仕上げ、
レタリングを楽しみ始める…のです
どんだけレタリングが好きなんだ…
「私の好きな言葉」がテーマなのも
燃える(萌える)要素だろうし、
推しやら何やら、自分の好きな言葉(名前)を美しく描けることが何よりの喜びなのだと…想像できます
あと、レタリングとは
レタリング字典という参考書を見ながら「模写」する行為ですのでその点でも夢中になれますし
文字も「絵」であるという事実も大きい要因だと思われます