中学校で美術の非常勤講師をしています。
中学生がどうやったら
を25年間試行錯誤してきました。
そして分かりました。
中学生が一番夢中になって取り組むことができる授業
それは
「模写」だということを。
模写とは
お手本をそのままそっくりに写すことです
間違ってもトレーシングペーパーに写して、カーボン紙を挟んで画用紙やキャンバスに写すような行為をしてはいけません
自分の「見る力」「測る力」「感じる力」を使って自力で写しとること
をいいます
そして、
この模写のお勉強は誰にでも親切丁寧なやり方がありまして…
「補助線を引いて、補助線を手がかりとして、図形として測りながら、1マスずつ写していく」
という非常に地道な作業法があるのです
生徒は最初は嫌そうに
めんどくさそうにしていますが
補助線を引き終わって
模写の準備が整うと
外を眺めたり
天井を見つめたりしながら
いつの間にか静かに模写を始めているのです
子供(中学生)は
基本、嫌なことや興味が持てないことに集中し続けることができません
「美術の授業で出された課題だからやる」
ことにも実は限界があって…
だから模写の学びが生徒たちにとってみれば
最高に面白くていつまでも描いていられる夢のような時間なわけです
「頭を空っぽにできる喜び」
これこそ、今の子供たち、私たちにとって一番大事なものなのではないでしょうか?
私のレッスンはすべて
「無」になれるお勉強です
師走の疲れた身体に栄養を与えて
師走の情報過多(あれもしなきゃこれもしなきゃ・・)の脳内を空っぽにして
考え過ぎによるモヤモヤもすべてデトックスできて
身体がポカポカとあったまり、内側からエネルギーが湧いてくるレッスンです
大人の方向けの模写レッスンはこちらになります
BASEショップ
https://portraitmary.official.ec/items/93669149
写真は推し模写デッサンレッスンを受講された方の力作です
まるで生きてそこにいて・・・温かい体温や、撫でたときの感触、息遣いまで聞こえてくるようです