2022年4月3日に私の父の姉である伯母さんが92歳で亡くなりました。
3年前の2019年8月17日に納品した際、
「こんなに若くておしょすうなあ(恥ずかしいの意)」と照れまくっていた伯母さんでしたが、
あとで聞いたら、数日後、まんざらでもない様子で仏間に堂々と飾っていたそうです。
今から30年以上前の従姉妹の結婚式の伯母さんの写真を見て描きました。
伯母さんの希望で、黒留袖をスミレ色の着物に変えました。
この絵を見た葬儀屋さんが、叔母さんの葬儀の会場に飾ったらどうかと言ってくれたそうで、従兄弟家族も喜んで飾ってくれました。
火葬場に飾っていた伯母さんの肖像画を久しぶりに見て驚きました。
絵がガラッと変わり、叔母さんがこの絵の中に入ったことが分かりました。
私のもとにいた時は、どこか頼りなげだった伯母さんの顔が生き生きとしていました。
伯母さんの命が吹き込まれた絵になっていました。
子宝に恵まれなかった伯母さん夫婦は姪(私の従姉妹)を養女に迎えました。
従姉妹は早く結婚し、3人の子供を授かりました。
伯母さんは子守と家業(呉服屋)を毎日目まぐるしくこなし、それはそれは賑やかに暮らしました。
私は小さい頃からずっと伯母さんが好きでした。
容姿は全然違いますが、性格とかが凄く似ていて、勝手に親近感を抱いていました。
伯母さんも多分おんなじ気持ちだったのか、いつも私に優しくしてくれました。
伯母さん、今まで本当にありがとうございました。
先に行ってる弟(私の父)と天国で楽しくお茶っこ飲みのみニコニコしている伯母さんの顔が目に浮かびます😊✨