お母様のびっくりするお顔が見たい!

天国のお父様のことが大好きだったお母様に

肖像画をプレゼントして驚かせたい!

とのご依頼を息子様から頂きました。

絵描きとして、最高に嬉しい反面、

目には見えない壮大なプレッシャーの中

無我夢中で描かせていただきました😭

キャンバスにモノクロ油彩 SMサイズ

プレッシャーを感じながら2ヶ月あまり。

やっと完成し納品することができました。

間もなくご依頼者の田中様から

「小野寺さんには感謝の言葉しかございません。

亡き父親の声が聞こえてきそう・・・

なんて繊細かつ温かい油絵なんでしょう

この週末に実家に帰って母親と買い物に行くので、その時にサプライズプレゼントしますね」

という有り難いメッセージを頂戴しました。

田中様に大変喜んで頂けたことがわかり、心の底から喜びが湧き上がりつつ・・・。

がしかし、「お母様にはまだ見て頂いてないのだ・・・」とわかり、

私のドキドキは更に巨大化し続けるのでした・・・。

そして運命の日がやってきます・・・。

週末、

私の投稿文に田中様からメッセージが来ました。

「今日、実家(滋賀県内)の母親(81歳)に油絵を手渡しました

口をぽかーんと開き驚いた様子でしばらくながめ、

そのあと笑顔になって油絵を抱きしめてました

「これ、写真やないわなぁ、絵ぇやわなぁ」

「お父ちゃんの声が聞こえてきそうや!」

「丁寧に描いてもろたんやなぁ どんな知り合いや?」

「凸凹してるけど布の上に描いていくんか、知らんかったわ」

「もろていいの? 枕元に置いて寝るわ」

小野寺さん、こんなふうに喜んでもらえました!

あらためて感謝申し上げます」

読みながら、泣いていました。

いつも愛する旦那様の側にいて

旦那様のことが大好きだったお母様が

こんな風に喜んで下さり、枕元に置いて寝るくらい絵を大切に思ってくださっている・・・。

私の「気に入ってくださるんだろうか・・・・」という巨大な不安が一瞬で遥か宇宙の彼方に消え去り、

私の周りがバラ色になって、まるで天国にでもいるような、

無重力の空間と瞬間を、また味わうことができました。

田中様、お母様

この度はご依頼を頂きまして、誠にありがとうございました。

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