肖像画

小さい頃から人の顔ばかり描いていました

人間の顔ほど美しいものは、この世には存在しないと思っていたからです

顔の中には、

額、眉毛、眼、鼻、口、こめかみ、頬、顎・・・・

サイドには耳もついています

感覚を司る殆どすべての器官が顔の中に凝縮されていて

そして、そのすべての要素が、それはそれは、美しく配置されている

こんなにも美しいものを私は顔以外に見たことがありません

無性に顔を描きたくなる時があります

時間を忘れるほど、

顔の上で思いっきり遊ばせて貰いたいのだと思います

顔はわたしにとって、

生きている実感を1番感じられる

世界に一つだけの遊園地なのかもしれません

(写真は以前描かせていただいた鉛筆画です)

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